小説


むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんはモテていました。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ選択に行きました。おじいさんは芝にモテていたので
芝まみれになりました。
で、なんやかんやあっておじいさんが家に帰るとおばあさんはいませんでした。
おじいさんが様子を見に川へ行くとおばあさんはまだ選択をしていました。
4つの選択肢から正しい答えを選ばなければならないのです。おばあさんはだるくなったので
適当に答えを選びました。不正解でしたが特に何もありませんでした。
おじいさんは川にモテていたので全身びしょ濡れになりました。


2人はだるくなったので帰ろうとすると、川上から桃が流れてきました。おじいさんは桃にモテていたので
持って帰って食べることにしました。
ところがおじいさんは全身びしょ濡れなので桃を食べることができません。おじいさんは服にモテていたので
脱ぐことができませんでした。
というわけで桃は全部おばあさんが食べました。お腹がいっぱいになると眠くなります。
おばあさんは明日も早いのでさっさと寝てしまいました。
残ったのはおじいさんです。全身びしょ濡れで布団に入ると気持ち悪くて眠れませんよね?
おじいさんは布団にモテていたのでなんやかんや眠ることができました。


そして夜も明け、日の出がおじいさんの目に映ります。あまりにも綺麗な朝焼けだったので
おじいさんはあることに気が付きました。
今日は正月だったのです。一本取られたおじいさんはおばあさんと一緒に餅を食べて楽しい正月を過ごしました。
おじいさんは餅にモテていましたが特に何もありませんでした。



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